皮田利夫の大阿闍梨『今朝の一言』恐怖のピロートーク。

食べたい時に食べ。眠い時には寝る。おちんちんが勃起したら、所構わず射精する。そんな私に若い人達は憧れるんだろうなぁ。

皮田利夫のショートショート「ばんっあんの家」

早朝、8時頃。家のチャイムがなった。寝ていたわだしは、音のない放屁をして、深いため息を付き。起き上がる。玄関をあけると、ばんっあんがいるんだ。「お坊様、死んだ爺様の為にお経の一つでも上げておくんなせぇ」ばんっあんは、しゃがれた声で言う。わだしは2つ返事で了承し、ばんっあんと家に向かう。ばんっあんの家は近所にある汚らしい平屋だった。家に入ると、小せぇ仏壇がある狭苦しい部屋だ。ばんっあんがケーキとコーヒーば出した。田舎くせぇケーキば食いながら、わだしとばんっあんは向かい合わせに座る。食い終わったわだしは、適当に仏壇に手を合わせて、「マンマン!マン!」とお経ば唱えた。帰り際、ばんっあんに、今日のお題は10万でがす。と小声で言うと、ばんっあんは奥から封筒ば出して来た。それを懐に入れわだしは家に、帰りました。家について封筒ば開けると、中には500円の図書券が入ってましたとさ。