キム・マンチョルの怖い話「タクシードライバー」

これはわだしが、タクシー運転手ばしとった時の話である。

夜、人気のない道を走っていると、一人の凄くブスな女が手を挙げている。嫌だなぁと思いながらも、わだしは車を停め、女を乗せた。女性は行き先の住所だけを言うと黙って外を眺めている。暫くして目的地に着いた。目的地はお通夜の会場だった。「お客さん着きましたよ」わだしが振りか返ると、女は消えていた。まさかと思い、お通夜会場に入ると、その女のお通夜だった。それからわだしは、タクシー運転手を辞め、ラーメン修行に没頭しました。