チンチョルは小学生の頃に素手でヒグマを殴り殺した猛者らしいからね。
コブシ一つで朝鮮ヤクザの親分に上り詰めたんだな。そのチンチョルがコケシを使った呪術を得意とする呪術師を東北から呼び寄せ与作を呪った。
三日後に与作は公衆便所で首吊り自殺をして死にました。そんでもってチンチョルと売春婦のマチコが結婚してわだしが生まれたわけだ。
しかし与作は死の直前に呪い返しをおこなったようでチンチョルは3年後に婦女暴行罪と覚醒剤取締法違反で死刑になりました。
それからわだしと母親の売春婦マチコは東北さ逃げてきたわけだ。
小学校さ上がったわだしはシンナーとセックスに明け暮れヤクザの事務所に出入りするようになった。
ここからわだし目線の第三章「利夫」に入って行くわけだ。
つづく・・・